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ビルシャナ戦姫 一樹の風 高綱 個別感想

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最年少のコミュ強おばけな頼朝の家臣

本編のエンドでは遮那王に優しく気遣っていた高綱ですが、こちらの√では最初の頃は結構厳しい物言いでびっくりしました

2人の出会いが本編では好印象だったのに対して、こちらは頼朝の面会を待ちきれない遮那王が真夜中に頼朝邸の周りをうろちょろする不審者の行動をして高綱に背後を取られるわ、次に会ったときも遮那王蝦夷に後れを取ってて高綱に助けられるわで良いとこ無しなので侮られてたんだろな

そんな調子で大丈夫?頼朝様の役に立つ?って感じで

でも女性でありながら「男として戦場で兄と共に戦い、苦しめられている民を救いたい」、「源氏として使命を果たしたい」という決意と、自身の欠点を認め教えを乞うために目下の自分に頭を下げる遮那王に高綱は考えを改めます

それ以降、高綱は何かと遮那王にフォローしてくれるようになりますが、頼朝に遮那王と話しなと注意する場面は驚きました

高綱は頼朝にため口だけど、家臣として頼朝を立ててる印象だったのでちょっと意外

富士川の戦いの後、高綱は頼朝やら遮那王やら丸め込んで遮那王と2人きりでの京の偵察をもぎ取ります

女性の恰好の遮那王に夫婦の設定でいこう!と提案するも、どう見ても夫婦より年の近い姉弟だろうとあっさり断られて、しょんぼりする高綱がかわいそ可愛い(笑)

それならそれで切り替えて、「お姉ちゃん!」と全力で甘えに行くあたりしたたかだなーって思いました

年下の特権分かってる

そうは言ってもやっぱり好きな女の子には男として見られたい高綱は後々気持ちを爆発させて、遮那王はそれをきっかけに高綱を意識しだすんだけど

そんな中、後白河法皇遮那王の性別がバレ、平家との和睦のため知盛に嫁に出されそうに

ここの後白河法皇遮那王を意地でも自分の言いなりにしようと必死で嫌でしたね

 

恋愛エンド

屋島に到着して、高綱から遮那王様は平家に嫁ぐ必要ないよ!これから平家倒すから!とネタばらし

遮那王に本当のことを言えなかったのは「あの法皇様を欺くには、あなたも本当のことを知らない方がいいと思ったんだ」とのこと

この√の遮那王は、法皇に自分の弱みをぽろっと洩らしたりとうかつなところがあったのでしょうがないのかなと思ったんです

遮那王は良くも悪くも真っ直ぐなキャラだと思うので、事前に作戦のこと知ったら法皇相手に腹芸できるか疑問ですし

そう思って黙っていた方が良いって判断だったんだろうけど、それって結局遮那王のこと信じてないってことなんじゃ?とも思ったり

この√の高綱、ちょくちょく遮那王に信頼してるよ!って言ってるんですよね・・

でも高綱の言い分をわからんでもないし、人には適材適所ってあるしでどうなんだろとグルグル考えちゃいましたね

高綱が頼朝に遮那王との結婚認めてもらおうとあれこれ言う場面は好きです

「認めてもらえなかったら俺、何も出来なくなっちゃうかもー」って頼朝を軽く脅してるのも「頼朝様はこれから俺の兄上にもなるんだよね!よろしく兄上!」って言い切っちゃうのも面白かった

 

悲哀エンド

現状に悲観した遮那王が野盗の刀に命を投げ出すEND

すっかり気落ちした遮那王に高綱が「大丈夫」とか「守るよ」と声かけますが、気休め程度にしか受け取ってもらえず悲惨な感じ

声かけの発言を、遮那王が告白してきたときに伝えてたら良かったんでは?って思いました

 

それではここまで読んでくれてありがとうございました!