ネタバレ注意
一門以外を見下すブラコン公達
序盤は本編エンドと同じで、いままで何にも関心を示さなかった知盛が遮那王には執着してるので興味を持って平泉に乗り込んでくる流れ
他√だと狂人っぽさが出てるのに、自√だとそちらは控えめで子供っぽさが目立つなと
重衡は知盛と同じく「運命はどうにもならない」と言ったのに対して、遮那王は「運命から逃げない。向き合って切り開いてみせる」と答えます
それに「重衡は虚を衝かれたように私を見た」とあるので、知盛と同じく自分とは全く違う考えの遮那王に驚いたのだと思いました
兄弟で同じリアクションですね
さらに家来は仲間だと言う遮那王に仲間とは何かと尋ねます
遮那王はそれにも答えますが、重衡にはいまいちピンとこず意味が分からない様子
平家という狭い世界しか目を向けてこなかった重衡にとって、遮那王は未知の存在だったんじゃないかと
遮那王は困惑して「仲間は命令してなるものではない。仲間とはお互いを思いやる関係なんだ」と答える
重衡はその発言から遮那王に干し果実を渡そうと露店を捜して風邪をひくんだけど
これは前日の総当たり戦の休憩中、遮那王が重衡に仲間外れは良くないからと干し果実を食べさせたからと
仲間外れというワードが出てくる時点で、遮那王は無自覚なんだけど重衡を仲間扱いしてるんですよね
重衡は「仲間外れ?」と戸惑って、でもまんざらでもない
ならば自分も遮那王に干し果物を渡せば仲間になれるのかと考えたんだと思いました
書簡とか重衡の心境の変化が良く出てて好きです
重衡は遮那王が平泉にいたら知盛に書簡を出すと約束していました
最初は書簡を出したら兄がほめてくれるだろうと嬉しそうに話してましたが、書かなければいけないと思い出しても何かにつけ後回しにし、結局出しませんでした
1度目は遮那王との遊びを優先し、2度目は知盛が平泉に来たら遮那王はどうするんだろうと考え、身体がだるいからという理由で出さず
宴のときに遮那王と重衡が書簡の話をした際、遮那王は暗澹とした気分で俯いたとあります
重衡は知盛が平泉に来たら遮那王は嫌がりそうだなと考え、書簡を出すのをやめたんじゃないかなと思いました
一門以外を見下していた重衡が遮那王たちと交流することで、周りに目を向けるようになり人として成長する過程が丁寧で良かったです
平泉から帰ってきた重衡にねっとりとした声音で探りを入れる知盛が怖い
この√は重衡が尊敬し正しいと思っていた知盛のやり方に疑問を持ち、反抗する話なのだと。兄離れ的な
遮那王は重衡にはこうも遠慮なく色々言えるんだろうと疑問に思っていましたが、私は2人は似たもの同士だからだと思います
重衡は軽薄で子供っぽいところがある。遮那王は普段はしっかりしてるんだけど、肉親からの情に飢えてるところが子供っぽい
子供っぽくて超えるべき壁(重衡は兄、遮那王は母)があるのが似てるなと思います
恋愛エンド
2人で知盛を倒し、重衡は頼朝から信用を得るEND
重衡は兄は自分を見てくれなかったと言ってるんですが、そんなことないんじゃないかな
別√でも戦線離脱するときに重衡に声かけてるし。情が無かったら声なんてかけずに1人で離脱するんじゃないかと
重衡が望む程ではなかっただろうけど、多少の情はあったと思うんですよね
でも知盛を失った重衡はめちゃくちゃ引きずるんだけど、知盛は重衡を失くしてもま、しょうがないよねとあっさりなので、その温度差はすごい
悲恋エンド
知盛が源氏と平家を滅ぼし、重衡を人質に遮那王を自分の物にするEND
これまたえげつないEND・・
私はこの√を重衡に遮那王をとられちゃった知盛の√だとも思ってます
知盛は遮那王に戦闘中私を見ろ!と言ってるし
遮那王に愛されている、遮那王のおかげで変わった重衡を妬んでて、重衡に今の自分と遮那王の関係を見せつけたい気持ちもあるんだろうな
それではここまで読んでくれてありがとうございました!