ネタバレ注意
よくぞこれだけプレイヤーの情緒ぐちゃぐちゃにしてくるキャラを作ってくれたなって感じです
サブキャラですが長くなったのでこれまた別にしました
白夜の夫探しを瓦版で面白おかしく記事にして引っ搔き回していた柑南
柑南にはずっと好きな人がいると作中言われてて、直接言及されないんですが白夜なんだろうなって
白夜が道摩屋敷から脱走したときに見かけた
時貞√の時貞とパリスを見ての「白鼠は・・やはり僕の元には来てくれないらしい」の柑南の発言
白鼠は[白]の花婿の元へやってくるので、自分ではなく時貞の元に白鼠がいるということは、やっぱり自分は白夜の花婿になれないんだなという意味だと
白夜に事あるごとに口づけを要求する(嫌いな女性相手なら冗談でもそんな要求はしないと思う)などで
璃空√で刈稲が「俺が欲しいものは柑南が持っててさ、多分・・柑南が欲しいものは俺が持って生まれちゃった気がするんだよね」と言ってます
刈稲は[黄]だけど、ガラクタいじりが好きなど[橙]の特徴があり[橙]の方が性に合っている
柑南は[橙]ではなく[黄]だったなら、[黄]の次期当主になれて白夜の夫の有力候補になれた
剥を患ったときも、原色として優先して治療してもらえて男性器を失うこともなかったかもしれない
刈稲のハズシ行為を柑南が密告するのは、自分は意中の相手と絶対に結ばれないのに刈稲だけ好きな女性と幸せになるのが許せなかったのかなと
自分は子を成せないから、唯一の[白]として子を成す義務がある白夜の夫になることはできない
白夜と他の男が結ばれるのを指くわえて見ることしかできない
そんな絶望の中で生きていくことしかできない世界なら、いっそ滅びてしまえばいい
白夜のことを自分の手で幸せにできないなら、いっそ不幸せになってほしいっていう気持ちが柑南にはあったんじゃないかなと思いました
辛いのはわかるんだけど、私は本当に愛してるなら相手の幸せを願ってやれよと思う人間なので、柑南の思いって身勝手な男の執着に感じるんです
でも作中、柑南のことが好きな女の子(笹良)が出てくるので、白夜を忘れてその子と幸せになる道も柑南にはあったと思うけど、他の男を見つけて幸せになれと振るのが・・
白夜を忘れられないのもあるだろうけど、好きな相手との子を望む笹良に自分の問題(子を成せない)に巻き込みたくないとかはたまた自分の両親のようにはなりたくない(父は[白]の花婿になりたがってたがなれず、母で妥協した)気持ちがあったのかなーと考えると何とも言えない
柑南は嫌いなような好きなような複雑な気持ちになるキャラでした
それではここまで読んでくれてありがとうございました!