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成人済みのゲーマーです イラスト/ノーコピーライトガール

ビルシャナ戦姫 源平飛花夢想 頼朝 個別感想

ネタバレ注意

冷静沈着で表情も乏しい何考えてるかよくわからない兄上

この人どんな恋愛すんの?と思ってましたが、こちらも終わったらかなり好きな√でした

 

頼朝は父、義朝から命令されたからとはいえ、父と兄を手にかけたことがトラウマになっています。肉親を手にかけた自分は個人として幸せになってはいけない

自分を律し、父の最後の願いである平家打倒、源氏再興とさらに悪しき世を壊し、正しい新しい世を築くことが自分の天命だと思うようになりました

私がそれを聞いて納得したのは、√序盤の敗走中の頼朝の行動です

弁慶√では重衡を弁慶ごと弓を引いているので、冷静に大を救うために小を切り捨てる人だと思っていました

でも敗走中の頼朝は、自分が殿になるから逃げろと言う兵士を無視して追ってきた敵兵士に斬りかかります

そのまま兵士を盾にして逃げた方が良いはずなのに、冷静沈着な頼朝らしからぬ行動だと思ってました

あれはたぶん、頼朝の目には自分を逃がそうと盾になろうとした兵士たちが、在りし日の父と自分を逃がそうと盾になった結果深手を負い、殺すことになってしまった兄の姿と重なって見えたんだと思います

頼朝のトラウマを刺激したんだろうなと

頼朝は自分自身も他人も目的を達成するための駒だと思っています

そのため何かの拍子に自分より弟の方が源氏の棟梁に向いている、より良い世にしてくれる、自分の存在が障害になるかもと思ったら、父や兄たちにならって弟に命を差し出してきそうな感じもするなと

遮那王のことも当然駒だと思っていましたが、自分のことを本当の兄だと思って純粋に慕ってきて、寄り添おうとしてくる遮那王に戸惑いつつも心を許していく様子が丁寧で良かったです

遮那王の「兄上が託された父上や兄上達の命、そして源氏の宿念を私にも分けて下さい!」という言葉は、精神的に一人で戦ってきた頼朝にとって確かに救いだったと思いました

 

恋愛エンドでは頼朝が遮那王にプロポーズするED

目的のため自分を律し、かすかに笑う程度だった頼朝のニッコリ笑顔が感慨深いです

遮那王の従者たちに嫉妬し、会ったり、一緒に鍛錬しようとするのをやんわり諌めようとして、遮那王に伝わらず悲しそうな頼朝がかわいそ可愛いかった(笑)

 

悲恋エンドでは、体が不自由になり死にたがっている遮那王を、わかっているんだけどそれでも失いたくない頼朝がそばにおくED

遮那王が独白で「この手で終わらせて欲しい・・私が私である内に」って言ってるので精神的におかしくなってきてるのでは?と思ったエンドです

 

それではここまで読んでくれてありがとうございました!