ネタバレ注意
遮那王が一番大切で守りたい、一緒にいたいという思いが強い春玄
そのため春玄の√ではその手のワードがかなり出てきます
「お前は俺の世界を明るく、そして温かくしてくれる。子供の頃からずっとそうだ」
作中で遮那王は輝くものの子という意味だとあります。春玄にとって遮那王はまさにそういった存在なのだと思いました
春玄は遮那王が元服して義経になった際には、2人きりの時は変わらず遮那と呼んでいいかと聞いてきます
これ聞いてくるの春玄√だけで、他の√では元服後も皆の前でそのまま遮那と呼んでるんですよね
「俺だけは秘密を抱えて生きるお前を変わらず見ていると覚えていて欲しいんだ」
そんな気持ちで他√でも呼んでたかと思うと、ちょっと切なくなりました
春玄が本当の義経なのは、弁慶√で遮那王が平家の生まれではないかという疑惑と、√序盤の常盤御前の態度で、そうなんだろなという感じでした
でも、史実の義経が頼朝に無断で後白河法皇から官位を授かるのをこの形で持ってくるかーと驚きました
春玄の性格だとそのまま受けないですもんね
その後の春玄の目にハイライトが消えた時は、バッドエンドに行ったかと思ってフローチャート確認しました(笑)あれが通常運転でしたね
春玄にとって思いが通じた遮那王と引き離されるのは、それほど嫌なことだったのでしょう
「俺じゃないなんて嫌なんだ。お前は誰にもやれない」「俺たちを引き裂くものは全て消す。2人で生きていくためにはそれしか道はない」
春玄の心の底にある遮那王に対する執着心と独占欲がよく出てるセリフだなーと思いました
平泉に向かう前に頼朝に会いに行くため山道を2人で歩いている際に、遮那王の独白で「2羽の鳥が羽ばたきながら木立を抜けていくのを私はじっと眺めた」とあります
少し前に春玄と鳥について雑談したけどすぐ終わりましたし、眺めただけなんてわざわざ入れる必要あったのかな。何か意味あるのかなと思ったんです
これは恋愛エンドの2人のことを表現してるんじゃないかなと思いました
2羽の鳥は遮那王と春玄、木立は権力や源氏とかの2人を縛るしがらみ
2羽の鳥は木立を抜けた先、障害のない大空へ羽ばたいていったのだと思います
遮那王と春玄も2人を縛るしがらみから解放されて、外の世界へどこへでも2人で行けるということじゃないかと思いました
悲恋エンドは春玄のみ生き残るED。春玄は源氏を恨むようになりますが、そもそもの原因は後白河法皇なんだよね・・
でもやっぱり直接手を下してきた方を憎らしくなってしまう
頼朝の悲しげな感じも・・
史実と同じく兄弟で対立してしまう悲しい終わりでした
それではここまで読んでくれてありがとうございました!