ネタバレ注意
とある√では見事な悪役。これ自√ではどうなんの?雛菊との愛に目覚めて浄化されるん?と思っていましたが、蓋を開けたらこれまた暴れてた
プレイして思ったのは、愛に飢えた大きい子供です
誰かに必要とされたい、誰かに一番に愛されたいという思いが強いんじゃないかと思いました
依の父は外に妾がいて、母は妾の子である石蕗を可愛がり、実子の依のことはよく分からないと嘆く
終盤、一般常識は分かっているんだけど、サイコパス味のある発言をしてるのでそのせいだと思います
依は家族のことを善良な人々だったと言ってるので虐待とかはないんだけど、どこか距離感のある関係だった
愛情不足で育ったのではないかな?と、人を信じることができない、愛情表現がうまくできない、嘘をつくとか愛情不足の人の特徴と依の特徴はかなり当てはまっていると感じました
石蕗と比較されることが多い依は雛菊にも「ボクに似ていない出来た兄だな、とでも思った?」と訊ねます
それに雛菊は2人の能力を比べるのではなく、人となりを見た発言をするので依は雛菊を好きになったんだろうなと思いました
それが「石蕗様なら依さんみたいに人を脅迫したりしないでしょ?」なので、それはそれでいいんかという感じなんですが(笑)
プライドが高いのに自己肯定感の低い依は、なかなか雛菊の好意が信じられません
雛菊を恋敵に奪われるのではという不安を抱えていて、雛菊に愛されている実感が欲しい
選民意識の強い依に対して、雛菊は真逆の価値観を持っています
自分よりも価値観が似ていて平民にも優しく接し、好かれている石蕗の方が雛菊は好きになるのではないか
そう考えて士官学校でいじめられたなんて嘘をついたんじゃないかと思いました
平民の話の直後にこの話を始めているので
雛菊の気を引きたいの他に石蕗の印象を悪くしたいという狙いがあったんじゃないかと思います
後、依にとって嘘をつくことは悪いこととは思っていなくて、後で雛菊にバレても別にいいという気持ちから杜撰な嘘をついたのかなと
依が嘘をついたことに、雛菊が思いのほか拒否反応を示して、依は焦ってご機嫌取りしてましたね
石蕗に濡れ衣着せたのは、石蕗が雛菊にちょっかいを出したのと、嘘をついて遠ざけたはずなのに雛菊はあまり気にしてなさそうに石蕗に接してたので、イライラして物理的に引き離そうとしたんじゃないかと思いました
依はこれで上手くいくと思ったら、石蕗が牢に入った後も雛菊は冤罪じゃないかと言ったり、石蕗が贈った桜の文鎮を捨てずに机の上に置いてたりで荒れるわけですが
なぜアイツをそんなに気にかけるんだ。雛菊が好きなのはボクじゃないのか!と依は考えてたんじゃないかなと思いました
ここの依は雛菊に自分が好きか繰り返し聞いてるので、不安で仕方なかったんだと思います
依は生い立ちとか同情するところはあるんですが、それでもろくでもないキャラだと思うので雛菊には共感できないなーと思いました。けっこうひどいこと言われてるし
矢代の「この男を選択したのは、失敗だと思うよ」に同意です
BESTエンド
悪事が明るみになり、牢に入れられた自分では雛菊は婚約破棄するだろう。そう思っていたら雛菊は婚約破棄の紙を破り捨て、自分と結婚するという
求めていた雛菊からの愛を実感できて嬉しかったんだろうなと思いました
その後も雛菊に対して憎まれ口を叩くけど、雛菊から愛されている自信はたっぷりなの笑う
BADエンド
雛菊を淡雪にNTRされた依が嫌がる雛菊と強引に結婚するEND
文字にするとやっぱすごいな・・
この√の依は雛菊を愛しているので、裏切りにショックを受けます
依は雛菊が悲しむから淡雪を見逃したと言っていますが、それよりも雛菊に嫌われるのが怖くて、淡雪を殺すことも追い出すこともできないんだと思います
雛菊からの愛を乞うている依ですが、雛菊はそんな依を信じることができず、そっぽを向いている(拒絶している)ので、2人はずっとすれ違ったままだろうなと思ったENDでした
それではここまで読んでくれてありがとうございました!