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成人済みのゲーマーです イラスト/ノーコピーライトガール

マツリカの烔‐kEi-天命胤異伝 胡青凛 個別感想

 

ネタバレ(他√も)注意、明前終節の解釈がクセ強めです

 

おっとりしてて優しい第一公子

青凛の父である王は、以前は刺客を送っていたことがあるくらい青凛を疎ましがってます

それにつられて臣下や家臣たちの中にも青凛を軽んじる人がいる中、それでも気丈に振る舞う青凛が読んでて辛かった

青凛の口添えあってナーヤが宮廷で暮らしていく内に、男児を切望する王に手籠めにされそうに

それを防ぐために青凛とナーヤは結婚します

最初はただナーヤを王から守るための結婚だったけど、夫婦で生活していく内に本当に好きになっていく過程が丁寧で良かった

特に、死んだとされてい青凛の兄、紫惺が宮廷にやってくる場面

王は青凛とは打って変わって紫惺を受け入れてる感じで、兄が戻ってきて嬉しいはずなのにと泣く青凛を慰めるナーヤは切ないんだけど好きです

そんなこんなでしんどいところもありつつも楽しく進めていたのですが終盤あたりの展開がちょっとうーんとなりました

青凛が蛇と話せることがわかってナーヤと不思議だねーと言い合っていたと思ったら後から龍だった記憶があるとカミングアウト。蛇と話せる原因絶対それじゃん!と

 

 

春前終節

玖家と宮廷で戦いが始まる。戦いを止めるため青凛は燕來と決闘することに

青凛が勝ち、玖家は国外追放。青凛が王位に就くEND

燕來推しには辛いEND

初回プレイ時には、なんで青凛は禁軍じゃなくて玖家の方に行かなかったんだろとか思ったんです

でもこの√、紫惺が偽物と証明できてないから、玖家は宮廷に反旗を翻し、紫惺を手に掛けた反逆者でしかない

公子である青凛は玖家サイドに付くわけにはいかないと

でも青凛が燕來に一騎打ちで勝ち、師を越えて一人前になったということで燕來的には満足なんだろうな

この方は私がいなくても、もう大丈夫だと。うーん、でもちょっと切ない

 

 

明前終節

初回、燕來の私が王だ!発言には度肝を抜かれました。あなたそんな野心家だったっけ!?と(笑)

燕來の生い立ちを知った今なら、青凛公子がいないなら私が王になる!ってなったんだろなと分かりますが。プレイ当初は混乱しました

戦争を止められず、荒れた地上に見切りをつけ、2人は香珠淵に戻ります

2人は鳳仙紫を食べ、ナーヤは寿命がなくなり香珠淵の住民になる

この鳳仙紫は旧約聖書のエデンの実がモチーフだろなと

作中、禁断の果実のワードも出てくるし。禁断の果実はエデンの実の別名です

旧約聖書では蛇にそそのかされた世界で最初の人間アダムとイヴが禁断の果実を食べ、楽園を追放されました

このゲームでは、旧約聖書とは逆に鳳仙紫を食べ、ナーヤは楽園(香珠淵)に受け入れられます

ナーヤはイヴの立ち位置。じゃあ青凛はアダムなのかとチラッと思ったんですが、私は蛇の立ち位置だと思いました。

青凛はナーヤをそそのかす悪い蛇じゃなくて、優しい龍なんだけど

なぜそう思ったかと言うと、青凛は人間ではなく龍だから。鳳仙紫を食べなくても青凛は香珠淵の住民。そして龍は元々蛇だと作中にあります

イヴは蛇がきっかけでエデンの実を食べます。ナーヤも青凛とずっと一緒にいたいからと、青凛がきっかけで鳳仙紫を食べるんですよね

後、ずっと不思議だったメニュー画面の燕來のイラスト

キャラを攻略した後に、メニュー画面で各項目に攻略キャラとそれぞれの√にあわせた背景が表示されます

他のキャラたちは本人の√に合ったイラストなのに、燕來だけ鳳仙紫が生った木を背景に立っているイラストなんですよね(青凛は山の背景)

鳳仙紫が出てくるのは青凛√のみで、燕來√には出てきません。背景、青凛と燕來で逆じゃないか?って

このEND改めてプレイし終わったときに、燕來のメニュー画面は燕來がアダムの立ち位置っていう意味なんじゃないかと思いました

このENDは、燕來(アダム)を見捨て、荒んだ地上からナーヤ(イヴ)と青凛(蛇)が香珠淵(楽園)に行ってしまうENDだと

それと燕來の春前終節は、雪月花王朝を改めて建国し、燕來とナーヤが初代王と王妃になります。雪月花王朝のアダムとイヴで地上で2人で頑張っていこう的な

なので燕來の春前終節と青凛のこのENDは対比になってるのかも?と思いつつ

後、禁断の果実は性の解釈もあるそうなので、このENDのテキスト艶やかでした

 

 

雨前終節

青凛が悪役のふりして討伐されることで、戦いを止めるEND

青凛の好感度が低くて、ナーヤを守ることよりも自分の身を犠牲にしてても、戦を止めることを優先してしまう

あの寝物語をここで回収するかー!と思いましたね

青凛の仇だと思って龍を殺したら、その龍自身が青凛だったという。燕來はトラウマものだろうな

 

それではここまで読んでくれてありがとうございました!